今回の記事は、FaceBookに書いた自分のノートを転載しています。文体等がいつもと違いますが、そのまま転載致します。ご容赦下さい。
ベートーベン交響曲第九番「合唱(Choral)」/ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団/CBSソニー/録音1959年/ステレオ
ライナーノーツは、とにかく「名演!」のベタ褒め。
ライブでないのが惜しいと書いてある。
そこまで言われると、針を落とす時にちょっと斜めになっちゃうけど、その通りの素晴らしい演奏。
鑑定本などでは評価が低いみたいだけど、その元になっているのは、合唱部分にパワーが足りないというもの。
でも、最初違和感さえ感じた第三楽章のゆっくりさ加減と、合唱に入ってからの「タメ」、はっきりとした歌詞、聴きとりやすい合唱は、第九が圧倒的なパワーだけじゃないんだということをすごく感じる。
ベートーベンの時代だって、現代のような、まるでもう最後の審判が来るみたいな圧倒的な地球賛歌みたいな音量じゃなかったと思うもの。
これはこれで素晴らしい。そして何より音質がいい。
クリアでまるでCDを聴いているように明瞭。
しかもLP特有の音圧も味わえる。とても1950年代の録音とは思えない、さすがはソニー(CBS)。
Youtube
http://youtu.be/
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