2012年2月14日火曜日

レコードを洗う


以下の記事は、FaceBookに書いた自分のノートを転載しています。

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アナログレコードは古くなると、どうしてもクリーナーだけでは取れない積年のゴミがたまっていきます。チリパチノイズから開放されたい。そういう時は思い切って洗ってしまうのが得策です。アナログレコードは洗えます。

1)水道の水で盤面を濡らす
レーベル部分にはなるべくかからないようにします。多少かかっても時間を置かずに拭けば大丈夫。

2)メラミンフォームを小さく切ったものを、レコードの溝に沿って流水で濡らしながら優しく撫でていきます。点ではなく、面接触になるように、力を入れすぎないように注意。メラミンフォームでは硬すぎるという人もいますが、メラミンフォーム自体の重みや水分での吸い付きに任せている程度なら大丈夫です。アナログレコードのPVという素材は意外に強く、CDよりずっと堅牢です。汚れやゴミがひどい時は、薄めた中性洗剤の液をまんべんなく塗り広げて下さい。メラミンフォームの表面に細かいゴミがついてくるのが分かります。

3)さらにカビや飛沫のあとなど、しつこい汚れには、メラミンフォームで強くこするのではなく、中性洗剤を薄めた液と、デンタル用の毛先の細い歯ブラシで部分洗いします。(普通の硬い歯ブラシはダメです)

4)流水でよくすすいだら、マイクロファイバー(超吸水型)のふきん、不織布、テッシュペーパーのいずれかで水気を取ります。溝に沿って拭くように。僕の経験では、マイクロファイバーがとても威力を発揮してくれます。水と共に溝に残ったゴミを一掃してくれます。

5)これだけで十分、レコードの汚れがとれて、新品のような輝きが復活します。ただし、ルーペで見るとテイッシュやふきんの繊維が残っています。これはレコード用のクリーナーで拭いて、あとは1〜2度ターンテーブルで回してやるとすっかり取れます。水洗いの前と後では、盤面を滑る(起毛式の)レコードクリーナーの滑りが全く違うことが分かると思います。ただし水分が残ったままターンテーブルにかけないように注意して下さい。音は新品同様になるかどうかはレコードそのものの状態によりますが、目に見えないゴミが取り除かれる事で飛躍的に音質回復が望めることは確かです。これでチリパチの8割は解消できます。

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