2012年11月19日月曜日

Kind of Blue/ MilesDavis sextet (1959)







晩秋の曇り空。コーヒーの香りとマイルスが部屋を満たしています



前期マイルスの名盤。Beethovenで言えば「英雄」、Beatlesで言えばHelp!、LedZeppで言えばIII。
極端に言えば、モダンジャズはこれ1枚でもいいかなぐらいです。
特にA面3曲目「Blue in Green」は何度聴いてもため息が出ます。

マイルス以前、マイルス以降というJAZZの流れを作ったアルバムとも言われています。
すべての曲が、スケッチ的なテーマのみ収録1時間前に提示され、ほぼぶっつけ本番、インプロヴィゼイション(即興)同様のワインテイクで演奏されています。とんでもない緊張感と音楽の化学変化…いわゆる「モード・ジャズ」の走りのアルバムです。

もちろんあの忌々しい「コード進行」などというものはどこにも存在しません。コードから解放されてこそ、音楽は無限大の可能性を発揮するのだという真実を、マイルスはこのアルバムで見事に証明してくれています。


ピアノはビル・エヴァンス、サックスはコルトレーン。


So What
誰でも一度は耳にしたことのある名曲
http://www.youtube.com/watch?v=DEC8nqT6Rrk&feature=colike

Blue in Green
一番好きな曲
http://www.youtube.com/watch?v=PoPL7BExSQU&feature=colike


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