バルトークの弦楽四重奏にぞっこんなのです。
やはり弦楽四重奏はなるべく全集で聴きたい。
そういう願いを持つ際に、良いニュースが一つ、悪いニュースがひ
良いニュースは、バルトークの弦楽四重奏曲は6つだけ。だから予 算的に安くて済む。これがベートーヴェンやハイドンになるとCD でも10〜数十枚になってしまう。
バルトークならCDでもアナログでも2〜3枚でいい。
でも、できればアナログで聴きたいなあ。
悪いニュースは、バルトークの弦楽四重奏なんて基本的にクラシッ ク上級者やマニアしか聴かない。故に市場に中古のアナログレコー ドなんか出回るはずもない。
と思っていたし、実際中古レコード屋さんを廻っても、まず見当た らなかった。いやバルトークの弦楽四重奏曲そのものはあるんだけ ど、べらぼうに高いしバラバラで存在するだけだった。
ところが、友人に勧められて寄ったレコード屋で、よりによって東 京クァルテットの全集が投げ売りされているのを発見!
自分的にはあり得ない値段。状態も素晴らしく良い。しかもドイツ 版と日本版の両方がある!
もちろん即買い。
ただし僕はオーディオマニアではないので「音がより良い」とされ るドイツ・グラモフォン(録音や初プレスがドイツなので当たり前 )の方には目もくれず、丁寧な解説付きの日本語ライナーノーツが 入った日本盤ボックス・セットの方を即買い。
バルトークの音楽についてここで何かを書くには、まだまだ知識も 解釈も聴きこみも足りないので、説明はしません。
ただ、以下の2つのことは言えると思います。
ほぼ無調性の現代音楽なので、予備知識やチャンネルがないと全くも って聴けないほど、とっつきにくい。
バルトークは、ドイツ・オーストリアを中心とした音楽とは感性がちょっと違う。
僕もかつては無調性音楽なんて全く興味がなかったのですが、こ のバルトークは、スノッブでもなんでもなく、そこ に浸ることができます。
これまで感じていながらどうすることもできなかった、具象と抽象 、感情と分析的思考のはざまの、すっぽり抜けていたものを、バル トークが音楽的示唆によってひとつひとつ埋めてくれている気がす るのです。
バルトークならCDでもアナログでも2〜3枚でいい。
でも、できればアナログで聴きたいなあ。
悪いニュースは、バルトークの弦楽四重奏なんて基本的にクラシッ
と思っていたし、実際中古レコード屋さんを廻っても、まず見当た
ところが、友人に勧められて寄ったレコード屋で、よりによって東
自分的にはあり得ない値段。状態も素晴らしく良い。しかもドイツ
もちろん即買い。
ただし僕はオーディオマニアではないので「音がより良い」とされ
バルトークの音楽についてここで何かを書くには、まだまだ知識も
ただ、以下の2つのことは言えると思います。
ほぼ無調性の現代音楽なので、予備知識やチャンネルがないと全くも
バルトークは、ドイツ・オーストリアを中心とした音楽とは感性がちょっと違う。
僕もかつては無調性音楽なんて全く興味がなかったのですが、こ
これまで感じていながらどうすることもできなかった、具象と抽象
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