前期デヴィッドボウイの名作。
すごいアルバム名(特に邦題)ですが、要するに、火星から来たジギースターダストは、デヴィッドボウイ自身のこと。スパイダーズは、彼のバックバンドの事です。
(火星からなのは蜘蛛の群だけでなく屈折した星屑も...しかし蜘蛛の群て…)
この頃のデヴィッドボウイは、火星から来たことになってました。このアルバム発表のツアー向けのキャラクターです。その後2〜3年で彼はそれを撤回しますが、ファンはそうは受け取りませんでした。
僕の記憶では1980年頃までは確かに火星人だったはずです。その後地球に帰化してセリアズ少佐になります。
このアルバムのサウンドを一言で表すと、音楽のデパート。
モチーフ、パッセージ、エフェクトに至るまで当時のイギリス音楽の最新モードで埋め尽くされています。
自身のソウルやR&Bの素地はもちろん、当時のジョンレノン、ボブディラン、ローリングストーンズらの影響を強く受け、マークボランやエルトンジョン、その他プログレのグループとパラレルに新しい音楽の次元を作っています。
しかし後に出てくるクイーン、イエスやジェネシス、パンク〜ニューウェーブまで継ぎ目なく繋げてしまってるのは、ボウイだけでは?
そう感じさせるほどに縦横無尽にパッセージやビートが踊ります。
聴けば聴くほど深いところに入り込み、忘れられなくなるアルバムです。
Starman(TV Live)
http://youtu.be/4B5zmDz4vR4
この曲を知らなくても人生のどこかで一度は耳にし、そしてたった一度だけで忘れることのできないサビのメロディです。
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